【レポート】親子のてつがくカフェ 第2回
11月20日(日)13:30~15:00 親子のてつがくカフェ 第2回 の様子をレポートします!
6組の親子のみなさまにご参加いただきました。ありがとうございました。
まずは親子がひとつの円になって、子どもの哲学の始まりや哲学対話のルールについて確認です。

哲学対話のルール
聞く・待つ・話す、人が嫌がることはしない、言わなくても大丈夫
何を言ってもいいし、発言しないことも認められている場であるということを共有しました。
また、フィロソフィーネーム(読んで欲しい名前)で呼び合うことで、
実名での立場や役割などを気にせず発言できるという安全性もあることを理解しました。
つづいて、お話のよみきかせです。

「きみは虫が大好き。お芋を掘っていたら大きな虫が出てきたよ。
お友達に見せてあげたら、お友達は『こわいよー』って泣いちゃった。
びっくりして『ごめん』って言った。
でも不思議だな。なんで虫が怖いんだろう。
僕は虫を好きになってもらうためにある方法を思いついた。」
ここからは、おとなとこどもに分かれて自由に哲学対話をしました。
こどもチームのファシリテーターは、
あだなせんせいこと、NPO法人アーダコーダ代表理事川辺さんと
しろたろさんこと、高校倫理で哲学対話を実践されている綿内さんのおふたり。

今回は女の子が多めの参加ということもあり、
前回の元気いっぱいの雰囲気とは打って変わって、
しっとりとした思考の時間になったようです。
・あの虫は芋虫?青虫?何が違うの?
・秋に青虫なんているの?普通は葉っぱの上にいるんじゃない?
・この虫はどこから来たんだろう?いものつるかな?
お話の正確さにこだわったり、現実の世界に忠実であるかどうかを考えたり。
・なんでこのお友達は泣いちゃったんだろう?
もっとほかのものが好きなんだと思う。
見たことないからじゃないかな。
見たことあってもびびってるよ。学校でね、6年生でもびびってたもん。
・嫌いなもの見て泣いたことある?
鬼がきらい。保育園で泣いたことある。
経験をもとに思い出しながら話し、聞きあっているこどもたちでした。

おとなチームはCREEKSでインターン中の信大生 工藤がファシリテートさせていただきました。

・あのお話のように、泣いてしまった子に素直に謝ったり、さらに好きになってもらうための方法まで考えられるのだろうか?
・もし自分が子どもだったらどうしただろう?
・自分の子どもが、お話のぼくと同じような経験をしてきたらどう接しよう?
・好きなものを友達に見せるということにどんな意味があるのだろう
・価値観の違いって受け入れられるものなのか?(愛情、心配という概念や捉え方の違い)
おとなチームでも、内容や着目するところは違えど、
それぞれが経験を踏まえて言葉にしていくという点では、
てつがくすることについてはおとなもこどもも関係ないのだなということを感じました。
最後にまたひとつの円になって、今日の対話そのものを振り返りました。

対話への参加のカタチは様々でよいこと、対話のおもしろさ、対話の場をもつことの貴重さなどを発見することができました。
以下はアンケートより参加者の皆様のご感想です。
こども
・ふざけることがなくて、話せたからよかった。
・前よりたのしかった。いろんなところでしゃべれてよかったし、みんなひかえめな感じで、でもひかえめすぎなくてよかった。
おとな
・いつもふざけて茶化してしまう息子が、いっしょうけんめい考えて自分の考えを話している様子に感激しました。
・”哲学”というハードルの高そうなイメージでしたが、初対面の人たちと”対話””会話”することで”人”と”時間”(過去・今・未来)と”気持ち”に向き合うことができました。
・やっぱり子どもは哲学するのが上手だな、うらやましいなと思いました。
・哲学対話の方法は、性別や年齢を問わずに有効だと感じました。
・「モヤモヤしたかんじで終わるのか良い」と聞き、気負うことなく参加できたのが良かったです。感覚の違いを知ったり、自分と同じ思いを抱いている方を知ってホッとしたり。面白かったです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回は12月18日(日)13:30~15:00です。
お申し込みはこちらから。
イベント詳細はこちらから。
(文責:工藤)
6組の親子のみなさまにご参加いただきました。ありがとうございました。
まずは親子がひとつの円になって、子どもの哲学の始まりや哲学対話のルールについて確認です。
哲学対話のルール
聞く・待つ・話す、人が嫌がることはしない、言わなくても大丈夫
何を言ってもいいし、発言しないことも認められている場であるということを共有しました。
また、フィロソフィーネーム(読んで欲しい名前)で呼び合うことで、
実名での立場や役割などを気にせず発言できるという安全性もあることを理解しました。
つづいて、お話のよみきかせです。

「きみは虫が大好き。お芋を掘っていたら大きな虫が出てきたよ。
お友達に見せてあげたら、お友達は『こわいよー』って泣いちゃった。
びっくりして『ごめん』って言った。
でも不思議だな。なんで虫が怖いんだろう。
僕は虫を好きになってもらうためにある方法を思いついた。」
ここからは、おとなとこどもに分かれて自由に哲学対話をしました。
こどもチームのファシリテーターは、
あだなせんせいこと、NPO法人アーダコーダ代表理事川辺さんと
しろたろさんこと、高校倫理で哲学対話を実践されている綿内さんのおふたり。

今回は女の子が多めの参加ということもあり、
前回の元気いっぱいの雰囲気とは打って変わって、
しっとりとした思考の時間になったようです。
・あの虫は芋虫?青虫?何が違うの?
・秋に青虫なんているの?普通は葉っぱの上にいるんじゃない?
・この虫はどこから来たんだろう?いものつるかな?
お話の正確さにこだわったり、現実の世界に忠実であるかどうかを考えたり。
・なんでこのお友達は泣いちゃったんだろう?
もっとほかのものが好きなんだと思う。
見たことないからじゃないかな。
見たことあってもびびってるよ。学校でね、6年生でもびびってたもん。
・嫌いなもの見て泣いたことある?
鬼がきらい。保育園で泣いたことある。
経験をもとに思い出しながら話し、聞きあっているこどもたちでした。

おとなチームはCREEKSでインターン中の信大生 工藤がファシリテートさせていただきました。

・あのお話のように、泣いてしまった子に素直に謝ったり、さらに好きになってもらうための方法まで考えられるのだろうか?
・もし自分が子どもだったらどうしただろう?
・自分の子どもが、お話のぼくと同じような経験をしてきたらどう接しよう?
・好きなものを友達に見せるということにどんな意味があるのだろう
・価値観の違いって受け入れられるものなのか?(愛情、心配という概念や捉え方の違い)
おとなチームでも、内容や着目するところは違えど、
それぞれが経験を踏まえて言葉にしていくという点では、
てつがくすることについてはおとなもこどもも関係ないのだなということを感じました。
最後にまたひとつの円になって、今日の対話そのものを振り返りました。
対話への参加のカタチは様々でよいこと、対話のおもしろさ、対話の場をもつことの貴重さなどを発見することができました。
以下はアンケートより参加者の皆様のご感想です。
こども
・ふざけることがなくて、話せたからよかった。
・前よりたのしかった。いろんなところでしゃべれてよかったし、みんなひかえめな感じで、でもひかえめすぎなくてよかった。
おとな
・いつもふざけて茶化してしまう息子が、いっしょうけんめい考えて自分の考えを話している様子に感激しました。
・”哲学”というハードルの高そうなイメージでしたが、初対面の人たちと”対話””会話”することで”人”と”時間”(過去・今・未来)と”気持ち”に向き合うことができました。
・やっぱり子どもは哲学するのが上手だな、うらやましいなと思いました。
・哲学対話の方法は、性別や年齢を問わずに有効だと感じました。
・「モヤモヤしたかんじで終わるのか良い」と聞き、気負うことなく参加できたのが良かったです。感覚の違いを知ったり、自分と同じ思いを抱いている方を知ってホッとしたり。面白かったです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回は12月18日(日)13:30~15:00です。
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(文責:工藤)